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2009/11/5

第17回:項目の設定について

前回は、フィールド活動(ラウンダー活動)はどのように分類されるかをお伝えしました。今回はこれまでの内容を踏まえ、活動の報告項目を設定する意義と方法についてお伝えします。

効果的、効率的なフィールド活動(ラウンダー活動)を定義し、状況にあった活動設定ができたら、その活動の結果を検証するための活動報告を設定しなければなりません。

曖昧で大雑把な活動指示の場合は、活動報告も同じように曖昧で大雑把なものになってしまいます。一方、具体的な活動指示を出した場合は、報告も具体的になります。

それでは、どのような報告のスタイルを確立したら、活動の結果を検証できるようになるのでしょうか。

まずは、フィールド活動(ラウンダー活動)を具体的に定義し設定した際に、必ずその活動の目的と期待する効果を整理して下さい。その期待する効果を判断するための指標として、店頭で起こした変化が表現できる項目にすることがポイントです。

報告する項目は、下記の4つのスタイルで設定することで区分がしやすくなると思います。

なお、一つのフィールド活動(ラウンダー活動)であっても、期待する効果をどのように知りたいかで報告スタイルは柔軟に変わってきます。

例えば、POPが付いたかどうかを知りたければ「チェックスタイル」、いくつ付いたのかを知りたければ「数値入力スタイル」、どのPOPが付いたのかを知りたければ「選択スタイル」、POPの評判を知りたければ「コメントスタイル」が有効です。

それぞれのフィールド活動(ラウンダー活動)の結果として何を知りたいのかを整理し、適切な報告スタイルを設定してみてください。

  • ①数値入力スタイル・・・ 報告項目に直接数値を入力するスタイルであり、活動結果を 数値で報告する場合に有効
  • ②チェックスタイル・・・ 報告項目をチェックボックスにし、実施した場合チェックする スタイルであり、活動の有無や既定状況を確認する場合に有効
  • ③選択スタイル・・・ 数値もしくはテキストで選択肢を予め設定しておき、 活動の結果、該当する選択肢を選択するスタイルであり、 活動の結果が状況により変化する場合や狭い範囲の数値で 報告できる場合に有効
  • ④コメントスタイル・・・ 文字入力で文章報告するスタイルであり、具体的な課題や 問題点や店頭で起きている状況を把握する場合に有効

木名瀬 博のフィールド虎の巻

序章

第1章 消費者接点として重要性を増す店頭のあり方とこれからのフィールド活動(ラウンダー活動)

第2章 本部商談結果と店頭をどのように連携・連動させるか

第3章 フィールド活動(ラウンダー活動)によって得られる情報の活用方法

第4章 フィールド活動(ラウンダー活動)をさらに強化するために見直すべきポイント

第5章 フィールド活動(ラウンダー活動)の分類と役割

第6章 店頭で競合他社より優位に立つためのフィールド活動(ラウンダー活動)体系の見直し方

第7章 営業担当者とフィールド業務をつなぐ2つのPDCAサイクル

第8章 事例で解説、フィールド活動(ラウンダー活動)のポイントと成果

第9章 フィールドスタッフ(ラウンダースタッフ)の契約形態

第10章 フィールドスタッフのスキルとモチベーション

終章 フィールド活動の今後の方向性