Cast2水谷惠さん

中学生と高校生の息子さん、ご主人と大阪府に暮らしている水谷さん。
SBFには2008年から登録してお仕事をされています。

水谷惠さん

このお仕事を始めたきっかけや目的を教えてください。

月に2日行っているタイ式ヨガのインストラクターが核となる仕事です。もっと増やそうかとも思ったのですが、雇われる方が性に合っていることもあって、SBFに登録しました。でも応募しても希望ほどはお仕事がいただけないので(笑)、週4日で事務のパートもしています。

働く動機は必ずしもお金ではないです。ありがたいことに、主人ががんばってくれているので、私が幾ら以上働かないと食べられない、ということはないので。ただ、家にずっと居ても、「誰々のお母さん」「誰々の奥さん」という立場でしかないので、それもねえ、あかんやろと(笑)

自分に合っている仕事ができたら楽しいだろうなと思って探し始めたけれど、何が自分に合うかがわからない。そんなときに見つけたSBFさんには、営業や統計、調査など、いろいろな職種がありますし、派遣場所もいろいろある。そこでいろいろ経験してみようと思って登録したら、はまってしまいました。

水谷惠さん

どんなお仕事をされていますか? 感想は?

電力会社のメーター調査を毎月継続してやらせていただいています。あとは単発で、他の仕事が何も入っていない木曜日にできる仕事があれば応募しています。

個人的にツボなのは、別の人生を経験しているような感覚を味わえること。こんな年齢なので、いかにもベテランのように見えるんでしょうね。みなさん、私のことをその会社の社員だと思ってくださるんです。

また陳列調査の仕事では、質問項目をみると「企業さんはこういうことを気にしてはるんや」ということが見えて面白いですね。

水谷惠さん

主婦の強みはなんだと思いますか?

ド厚かましいところだと思います(笑)若いときは「可愛いねえ」と甘くみてもらえるメリットもあるけれど、さすがにそれは通用しない年齢なので、度胸がついてくるんですよね。

あと、ひとつ思うのは主婦は無断欠勤をしないこと。学生さんや若い人のドタキャンが多いとしたら、それは「次のもっと条件の良い仕事」がいくらでもあると思っているから。でも、主婦には次がないので、目の前の仕事に必死なんです(笑)それにいつも子供に「学校さぼったらあかんで」「具合悪いなら連絡をちゃんとしいや」と言っていることを、自分がしないわけにはいかないですから。

水谷惠さん

ご家族の反応はいかがですか?

調査結果を家のパソコンで打ち込んで、データを送っている姿を見て、子供は「何してるん?」と不思議がりました。「お仕事やねん」「いくらになるん?」「○○円やで」というやりとりをしたら、嬉しそうな顔をしてました。大阪の子ですよね(笑)母親が働いていると言っても、普通は働いている姿は見れないじゃないですか。それを自宅で作業していたことで実感できたみたいです。「お母さんは家事だけする人じゃないんや」ということを理解してもらえたことは大きかったと思います。

水谷惠さん

今後のプランを教えてください。

主婦業だけでもいいけれど、社会と関わって毎日を過ごすことが大事だと思います。SBFさんの仕事は人間関係で悩むことがまずないところがいいところ。本当に勝手で申し訳ないですけど、合う仕事は継続して応募して、自分に合わないなと思ったら次の応募はしなければいい。私よりもその仕事が合う人が絶対にいるはずですし。それでも角が立たないのがいいですね。

今、3つの仕事をしていることがとてもバランス良く成り立っています。その結果、主人が退職したときに、2人で世界一周旅行をするための貯金ができていたらいいなと思います。

理想は、矢沢永吉さんのお母さん。80歳まで働いて、自分の飲み代は自分で稼いでいたらしいです(笑)